伝える力
昨日は「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の、
著者の @HAL_J さんことシバタヒロユキさんのセミナーに参加してきました。
非常に素晴らしいセミナーでした。
セミナーの内容や感想については、
#HOPO100 のタグを検索してみてください。
具体的な英語学習法については、HALさんの記事や書籍を。
他の参加者の方が英語学習の大切さや情報発信の大切さについてお話されているので、
私はすこし違った観点でこのセミナーについての感想を述べたいと思います。
■情報伝える技術
今回は英語学習法ということが大きな主題でしたが、
人に伝える力という意味で実はもう一つ非常に勉強になることがありました。
それはプレゼンの技術です。
HALさん、めちゃくちゃプレゼン上手でした!!
少し上から目線のようで失礼ですが、
まさにプレゼンテーションのお手本だっと思います。
その証拠に本日のセミナーでは、
HALさんのお話がスッと頭の中に入ってきた参加者の方がほとんどではないでしょうか。
いくら内容が素晴らしくてもプレゼン力がなければこうはいきません。
今後、自分の主張を人前ですることがあればプレゼンの能力は必須です。
英語を身に付けて、プレゼン力を身に付ければもっと海外に情報発信しやすくなるかもしれません。
せっかくの素晴らしいプレゼンをしてくださったので、
私がプレゼンにおいて大事だと考えているポイントと、
どうプレゼンが素晴らしかったのかをまとめたいと思います。
もし何気なくご覧になっていた方がいらっしゃたのであればもったいないです。
これほどのプレゼンはなかなかお目にかかれないと思います。
「なるほどね」と思う観点があれば今後に活かしてくださればと思います。
私も今回拝見したことを今後に活かします。
それにしても、出来る方は皆さんこのレベルが標準なのでしょうか。。
私のプレゼン力は、まだまだです。
ポイントは大きく4つあります。
①ストーリー構成
②ワンスライド、ワンメッセージ
③話す技術
④想い
①プレゼンの構成
なんといってもプレゼンは流れが全てです。
聞き手が納得出来る流れでないと絶対伝わりません。
そして、よい流れを作成するためには、
プレゼンで何を伝えたいのかというテーマを決める必要あります。
沢山話したいことはある場合は、
テーマに基づいて精査しないと逆に言いたいことが伝わらなくなります。
きちんと一本の線にすることが大事です。
今回のセミナーは以下のような流れでした。
(i)各自のレベルチェック+悔しい体験
↓
(ii)今、英語を勉強する意義
↓
(iii)英語学習のゴール(1500時間勉強)
↓
(iv)ゴールへの道筋(実際に1500時間勉強を行なった方の具体的な例)
↓
(v)効果的な勉強方法(1000時間リスニングのすすめ)
↓
(vi)勉強を続けるために(SNSの活用)
↓
(vii)まとめ
時間がなかなか取れない社会人のための英語の大切さと勉強法を伝えるというテーマの下、
「(ii)背景・意義→(iii)目標→(iv)(v)解決策→(vi)解決策における問題対処→(vii)まとめ」という、
1本の流れが出来ていました。
それに加え、今回は英語学習という個人に関わるところでしたので、
(i)では、5、6人で英語のみでディスカッションを行い、目標に対する各自の現在地を明確にして、
(ii)からの話をより進めやすくするという構成になっていました。
また、ターゲットとテーマを元にコンテンツの分量を決定します。
今回はこれから勉強を始まようかという社会人がターゲットでしたので、
なぜ英語が必要なのかに比重を置き、具体的な学習方法はサラっとという感じでした。
②スライド
スライドを作る際のポイントは、ワンスライドワンメッセージです。
これは分かっていても守るのが非常に難しいです。
色々なことを詰め込もうとして余計に伝わりにくくなるというのがよくあるパターンです。
作り込んだストーリーを元に、このスライドでは何がいいたいのかを考えながら作ることがポイントです。
中には文章だけをそのままスライドに書いて、
そのまま読んでいるだけのプレゼン?もあります。
しかし、それはプレゼンではなくただの音読です。
聴き手も文字を読むのも大変ですし、
聞かなくても書いてあるじゃないかと集中力が散漫になります。
今回のプレゼンでHAL_Jさんは、
絵と写真を多用し、視覚的に情報を伝え、文字は最小限に抑えていました。
聴き手にとって、わかりやすく、集中しやすいスライドでした。
言いたいことを端的に表すのが本当に難しいです。
文字は多いと読みにくいですし、少ないと言いたいことが伝わりません。
言語能力と言いたいことが明確になっていなければ上手くいきません。
③話し方、立ち振る舞い
上手な話し手のスタイルには2つあると思っていて、
1つはスティーブ・ジョブズのように、どっしりとかまえて、落ち着いた声で話すスタイル。
聴き手に安心感を与えます。
もう1つは、ジャパネットたかたの高田社長のように、少し高めの声で大げさ目に抑揚をつけるイケイケガンガンのスタイル。
聴き手に高揚感を与えます。
HAL_Jさんは前者のスタイルでどっしりと安心感のある発表をされていらっしゃいました。
どちらにしても伝えたいことをよく理解して、よく練習しないとあのクオリティでの発表は無理です。
少なくとも私には無理です。
細かいことを言うと、
・聴き手の方を見て話す。
・つまらずにスムーズに話す。
・フラフラしない。
・「えー」と言わない
など注意すべき点は沢山ありますが、
HALさんに出来ていなかった点がありましたでしょうか?
私は記憶にありません。
何ども繰り返しますが本当に沢山練習しないと無理です。
④想い
一般的なプレゼンでよいのかはわかりませんが、
個人的にはプレゼンでは、テーマとして単に数字や事実を伝えるのではなく、
個人的な想いを入れるとよいと考えています。
もちろん、ケースによると思いますが。
今回のプレゼンではHALさんは、
私たちに沢山のメッセージを下さいました。
ですのでわかりやすいプレゼンではなく、
心に響くプレゼンだったのではないかと思います。
英語学習方法を学びに行ったのに、
何をまとめているんだという感じですが、
一人くらいこういった観点を持っていてもよいのではないかなと思っています(笑)
めちゃくちゃ準備してくださっていたのを感じることが出来ましたので、
ついつい書いてしまいました。
もちろん、英語学習法を初め、多くのことを学びました。
最後に、HALさん、yuu_keyさん、HOPE100の皆さんありがとうございました。
さて、勉強の続きをやります。
皆さん、一緒に頑張りましょう。