「ソーシャルラーニング」入門を読んで
「ソーシャルラーニング」入門を読み終えました。
忘備録の意味をこめて、まとめと感想を書いてみたいと思います。
この本では、ソーシャルラーニングを
「他の数名と一緒に学ぶ」あるいは「他の数名から学ぶ」ことである。
と定義しています。
そしてこの本の主題を2行で表現すると、
ソーシャルラーニングは始まっている。
「このビッグウェーブ乗るしかない」
だと思います(笑)
ソーシャルメディアの浸透と時代の変化を背景に、
組織を対象とし、ソーシャルラーニングの重要さを語っています。
1章でこの本の大枠が語られており、
残りの2章~7章で具体的な事例と導入のメリット、導入の方法などを
わかり易くまとめてくれています。
具体的なメリットなどは是非書籍を読んでみてください。
私がこの本で特に素晴らしいと思った点が2点あります。
1点目は、具体的な事例が豊富であること。
ソーシャルラーニングを実践している企業の例が豊富にあり、
その背景、苦労、メリットがストーリーとして語られているため、
すんなり理解につなげることが出来ました。
2点目は、批判の声にいかに対応するかということが書かれていた点。
実際ソーシャルメディアを導入することに反対する企業も少なくありません。
この本はメリットを述べるだけに留まらず、いかに批判に対応するかという、
指針もまとめられています。
読み進める中で、私自身がなるほどを思える部分が多々あったことも、
ソーシャルメディアの浸透とソーシャルラーニングの流れが始まっていることを感じさせてくれました。
また、基本的には組織向けに書かれている本ですが、
4章ではtwitterを始めとするマイクロシェアリングについて記述されており、
そのノウハウは個人でも十分活かすことが出来ます。
個人で、また自身が勤める会社ではどう活かすことが出来るかを考えながら読むことが出来ました。
ソーシャルラーニングの流れに乗ることが出来た人と出来なかった人の差が大きくなるのは間違いないと実感しました。
「ソーシャルラーニング」入門ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命 [単行本]
トニー・ビンガム (著), マーシャ・コナー (著), ダニエル・ピンク(序文) (その他), 松村太郎・監訳 (翻訳), 山脇智志 (翻訳)